山陽腎クリニックからのお知らせ

2020年12月07日(月)

腎クリの日々④(エコー下穿刺)

エコー下穿刺をご存知でしょうか?
超音波画像診断装置(エコー機)によって、血管の状態を確認しながら、穿刺を行います。
当院では、ポータブルエコー機を用いて、多くのエコー下穿刺を行ってきました。
そこで、エコー下穿刺ベテラン3人に、インタビューしました。

Q1:普通に刺すより、エコー下穿刺の方が失敗しませんか?
A1:エコー下穿刺の方が失敗率は圧倒的に低いですね。エコー下穿刺の技術が一定の習熟度に達すれば、穿刺の失敗率は99.99%以下(1万回に1回失敗するかしないか)まで減少します。

Q2:エコー機操作には練習が必要ですか? 難しいですか?
A2:はい、必要です。初めはスタッフの腕を借りて練習をします。慣れてないと難しく感じることもあると思いますが、私も先生や先輩方に指導して頂き、少しずつ技術が身に付きました。

Q3:ぶっちゃけ、患者さんは普通に刺すのと、エコー下穿刺で刺すのどっちが痛そうですか?
A3:エコー下穿刺はエコー画面を確認しながら、ゆっくり正確に穿刺する方法なので刺入速度が遅く、痛みが大きくなりがちです。ただ、エコー画面を確認しながら穿刺するので血管壁や神経を傷つけず、穿刺失敗による再穿刺のリスクが非常に少ないので、余計な痛みを与えないというメリットもあります。